新型コロナウイルスに対する
当社の対応について
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、当社では、お客様と従業員の健康と安全を考慮し、感染予防、拡大防止のための取り組みに努めてまいります。
当社では、各施設に消毒液を設置しており、消毒液使用を徹底しております。お客様におかれましても、ホールへのご来館時には消毒液使用にご協力下さいますようお願い申し上げます。
不特定多数の方が触られるドアノブ、エレベーターのボタンなど、消毒液による拭き取り消毒を式前・式後に行っております。
「三密」を避ける為に、当社の式場は、会葬者様の席を適度に離して設置いたします。さらに式場は窓を開けて新鮮な外気を取り換気をしております。
従業員は業務中、マスクを着用させていただくこともございますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。
事前相談など個別のご相談に関しては、各施設にて通常通り対応しております。
引き続き、状況を注視のうえ、
お客様や従業員の健康と安全のために必要な取り組みを行ってまいります。
何卒ご理解、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス禍でのお葬式
昨今の情勢で、葬儀の形式は大きく様変わりしました。
2020年から現在にいたるまで、目に見えないウイルスを探り探りしながら、いろいろな対応策や試みのもとに、多様なお葬式が執り行われてまいりました。
コロナ禍におけるお葬式のありかたの変化
2020年は三密の回避を念頭に、マスク着用の常態化、手指消毒の励行、検温などを行い、夏から秋頃までは、100人近い参列のあるお葬式も珍しくはありませんでした。
2021年にかけて、お通夜の前に時間をとって一般会葬者様とのお別れの場を設ける「一般弔問・事前焼香(献花)」が行われるようになりました。
2023年5月以降は、新型コロナウイルス感染症が第五類に移行したこともあり、コロナ以前に行われていた通夜葬儀の形式も少しずつですが行われるようになりました。
お食事の様式の変化
飲食に関しては、早い時期から個別での食事が推奨され、オードブルなどの大皿料理は提供されなくなりました。替わって使われるようになったのが、お寿司やお弁当などの「折り詰め」です。お通夜の後、式場で食べることも、食べずに持ち帰ることも可能だからです。
しかし、コロナウイルスの変異株が流行りだすと、持ち帰りのお弁当などを式場で召し上がる方は、ほとんどいなくなりました。
2021年東京オリンピックも終わり、10月頃までに多くの方がワクチン接種を済まされて、新規感染者数が激減したこの頃では、席を離したり、アクリル板を設置するなどして、お通夜振舞やお斎といった食事の席を設ける方も増えました。そして現在では故人様を偲ぶ場として、多くのご家族が食事の席を設けられるようになっております。
御参列の形の模索
新型コロナウイルスの感染が報道され、世に出てから数年が経ちました。
その間、多くの方のお葬式を執り行ってきた中で、近しいご家族が感染流行地域にお住まいという方もたくさんおられました。
ご家族間で話し合われ、参列をあきらめたお孫さんや、ご兄弟であったり、時にはお子さんですら、お顔を拝めないこともありました。リモートで参列した方もいらっしゃいました。ご家族がスマートフォンを持って、最後のお顔をお伝えになっていらっしゃいました。
体調を考慮しつつ、最後だけはといらっしゃる方も、たくさんおられました。入院中、一度もお顔を合わせることが叶わなかったのですから無理もありません。
現在では体調に留意していただいた上で、県外や海外からでも以前ほど気にせず参列ができるようになりました。コロナ禍前のようにしっかりとお別れができる形式が戻ってきたのです。
制限の中でのサポート体制
どのような場合でも、安心してお葬式をあげていただくため、式場や霊柩車の消毒をはじめ、全力でサポートをさせていただきました。
これまで数百件のお葬式を施行する中で、感染者が出ていないのは、ご遺族様、参列されたすべての皆様の感染防止への意識と取り組みのおかげです。
そして、コロナ禍においても当社が変わらず取り組んで参りましたのが「ご納棺式」です。マスクを着用したままで、お部屋の換気に気を付けながらではありますが、従来通りに時間をかけて、ご遺族様と一緒に、故人との最後のふれあいの儀式ですので、丁寧に納めさせていただいて参りました。
時にはご遺族様がお一人で、二人っきりのご納棺の時もありました(お納めする時には手伝いの者が参りますが)。
「誰も呼ぶことができなくて寂しいお葬式になったけど、あなたと二人で一生懸命納棺したことが忘れられない。」と、おっしゃって頂いたこともありました。
お葬式がどのような形式になっても、いずれの宗派であっても、これからも「まごころ」の「ご納棺式」を心がけて参ります。
これからについて
2023年5月に新型コロナウイルス感染症が第五類に移行してから、少しずつですが、お葬式は元の形に戻ってまいりました。また、感染症でお亡くなりになられた方もしっかりと対策をした上で、通常に近い形式で通夜葬儀ができるようになりました。
現在では近親者だけの家族葬をはじめ、一般葬、一般弔問・事前焼香(献花)など、様々な形式がございますが、どのような形であれ根本にあるのは「大切な方をしっかりと送りたい」という故人様への感謝の気持ちではないでしょうか。
これからも公益社は真摯にご葬儀のサポートさせていただきます。